ローマ通信

こんにちは。ローマの街歩きに役立つ情報を発信しています。

今日はイタリアのニュースでも話題になっていた、
ローマのぼったくりレストランの話題です。



ネットにアップされた、
バチカン美術館近くのぼったくりレストランのレシート。

ハンバーグ×２
アメリカンコーヒー
カップチーノ×２

支払った金額は、81ユーロ！

日本円に換算すると、1万円くらいですよ。

どういうわけか、お店の名前は明記されていなかったのですが、
住所はVIALE　VATICANO。
以前から、トリップアドバイザーでも悪い評価がつけられていた
とのことなので、探してみると、

Ristorante Da Paolo（Viale Vaticano,104）が、
きわめて怪しい。
バチカン美術館の入り口の向かい側。

トリップアドバイザーで1の評価をした人が圧倒的です。

「トマトのスパゲッティ２つと、サラダ2つで43ユーロ」

「コルネット（甘いクロワッサン）2つとカップチーノ2つ、
ジュースで15ユーロ。しかも、ものすごくまずかった。」



など、出てくる、出てくる。絶対に避けたほうがよさそうです。


それからもう1軒。

CAFE VATICANO（Viale Vaticano,100)

こちらはバチカン美術館入り口の、ちょうど真向かいのカフェ。

「ジェラート5つで50ユーロだった」

「サラダ18ユーロ、冷凍のカツレツが20ユーロもした」

などという書き込みがトリップアドバイザーにあふれています。

特にたちが悪いのが、
「メニューを持ってこないので、
支払いの時に値段の高さに驚いた」
とみんなが書いていることです。

高級そうな店構えじゃないので、
まさかこんなに高くないと油断させるんですよね。

美術館の真ん前にあるから、予約時間より早く着いた場合に、
ついついお茶でもしようかという人で、
お客さんには事欠かないのですよね。

でも、バチカン美術館は、
少しくらい早くても入れてくれます。

しかも美術館の中には、
手軽な値段のセルフサービス式のカフェやレストランがあるし、
ピーニャの中庭にはちゃんとしたレストランもあります。

さっさと入って、美術館の中でゆっくりするのが得策です。

それにしても、トリップアドバイザーって便利ですね。
でも、毎回チェックするわけにはいかないから、
せっかくの書き込みがあっても、被害者が後を絶たないなんて、
皮肉な話です。

私の経験では、
観光地のすぐそばの便利な飲食店は、
だいたい美味しくなくて、値段も高い。
これはローマに限らず世界共通です。

すごく疲れているときに、
割り切って休むためにそういうところを利用するのはしょうがないけれど、
できるだけ、余裕のあるスケジュールで、
そういうところには、お金を払いたくないものですね。

ぼったくりなんかにあうと、それだけで旅の楽しさが半減です。
ご注意ください。