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この週末は、いよいよパスクワ(イースター、復活祭)です。

いつものことですが、友人や近所の人とも、「ブオナ・パスクワ」と、挨拶しあう今日この頃。

実はキリスト教徒にとっては、クリスマスよりもずっと大切な行事なのです。

というのも、クリスマスはキリストの誕生日。一方、パスクワは、キリストの復活です。一般人にはできないこと、復活したからこそ、キリストがキリストであるのです。2000年以上も、こうして厚い信仰があるのも、復活したからなのです。

ここ数日は、キリストの受難を分け合うために、粗食に徹し、教会のミサに行くのです。

この記事を書いているのは金曜日なので、まさに、キリストが処刑された日。テレビの国営放送では、コロッセオで行われている法王のミサ、ヴィア・クルチスの中継をはじめ、キリスト番組が目白押しです。

さて、サンピエトロ大聖堂では、
土曜日は20時30分から、パスクワ前夜のミサ。(無料の入場チケット要)

日曜日は10時から、パスクワのミサ。(無料の入場チケット要)

    12時から、法王の祝福のミサ(チケット無用)

となっています。

というわけで、この週末、サンピエトロ大聖堂の見学は、かなり難しいのではないでしょうか?

なんといっても、世界中からキリスト教徒がローマ法王直々のミサのために、集まってきているのですから。


普通のイタリア人は、クリスマスほどではないけれど、パスクワのランチ、パスクワ翌日の月曜日のピクニック、またはプチバカンスで旅行と、予定を立てるのに忙しくしています。

お天気はあまりよくないうえに、お店や美術館、レストランとかも閉まっている可能性も高いので、十分、事前に確認してお出かけになることをお勧めします。