今年もローマ市立バラ園ロセートの無料公開が始まっています。

g rosa

ここには、約1100種のバラが咲き誇っています。日本はもとより、南アフリカやニュージーランドなど、まさに世界中から集められたバラです。

特に、世界でも珍しいプリモリディアーレという4000年前に起源を持つ古い品種のバラまで、見られます。

バラもいいけれど、眼下にチルコマッシモを見ながら、ここから眺めるパラティーノの丘の眺めも壮観です。

g palatino vista

私は日曜日にトライアヌス展の前にパラティーノの丘へ行ってきましたが、ここもバラがたくさん咲いていました。

g rosa palatino

フォロ・ロマーノにも、美しい色とりどりのバラが咲いていて
、モデルのようにみなさん、写真を撮っていました。5月は気候も快適だし、やっぱり観光には最適ですね。(とはいっても、ローマは今日もうす曇りで、肌寒いのですが。)

美術館無料の日曜日は、考古学者の友人イレーネが子供たちに古代ローマの講義をしてくれるというので、古代ローマツアーをしてくれました。

コロッセオからスタートして、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ、フォーリ・インペリアーリ、そしてトライアヌス帝のフォロとマーケット。フォーリ・インペリアーリの発掘作業にも参加しただけあって、イレーネの説明はとても分かりやすいので、あっという間の6時間。充実の散歩でした。

驚いたのが子供たち。前にもお話ししたように、イタリアでは歴史の教育が充実しています。5年生で、古代ギリシアから古代ローマまで1年かけてしっかり勉強します。

うちの子も、いつの間にかたくさんの知識を見に付けていてびっくり。しかも、若いから吸収力は抜群なのです。

下の子は、イレーネの子供ティッツィアーノ君と幼稚園の時からの同級生。小さいときから、彼女たちとローマのいろんなところへ出かけて、家庭教師ならぬ講義を受けてきた甲斐があったようです。

私も毎回新しい発見があって、いつまでたっても勉強って続くのね、と嬉しいような悲しいような・・・

ローマの古代遺跡は、奥が深くて本当に興味深いです。旅行の前に、少しでも勉強してくるとさらに楽しいものになること請け合いです。

バラ園Roseto Comunale di Roma
無料公開:2018年6月17日まで
場所:Via di Valle Murcia
時間:8時30分~19時30分
定休日:なし、但し、5月19日はバラコンクールのため、一般の入場は不可