
昨日の日曜日は「エコロジーな日曜日」で、排気ガスの排出レベルが低い最新型の車しか運転してはいけない日でした。冬の間、頻繁に行われるのですが、事前の告知がほとんどないために、いつも当日困ってしまいます。
美術の授業で、カラヴァッジオを勉強している中学生。火曜日に、先生とローマでみられる教会のカラヴァッジオを見て歩く遠足を予定しているのですが、それぞれの絵画を、子供たちが説明するという趣向。
うちの子はサン・ルイージ・デイ・フランチェーゼ教会の「聖マテオのお召し」を担当です。近所に住む仲良しラヴィニアちゃんは、その隣の「聖マテオと天使」の担当なので、一緒に教会に下見に行ってきました。

カラヴァッジオの傑作が無料で見れるなんて、スゴイことですよね。いつみてもやっぱりすごい。フィレンツェだって、教会はほとんど入場料がいるのに、ローマは無料。
ついでに、サン・アゴスティーノ教会のカラヴァッジオも、と思って寄ってみましたが、こちらは、ミラノの展示会に貸し出し中とのことで、複製がかかってました。素人目には本物に見えてしまいますけれど。

帰る前に、ナヴォーナ広場のベルニーニの4大河の噴水にも。ベルニーニもちょうど勉強したところだったそう。
一つ一つ、シンボル論も交えて説明してもらいました。この年頃で、こういう作品を勉強できるなんて、うらやましい話です。
ちなみに、冒頭のナボーナ広場の写真は夕方の18時ころ。夕焼けの空の色が微妙に変わる瞬間です。もうライトアップされていて、うっとりするほど美しいひと時でした。
これから、クリスマスに向けて、ますますローマは美しくライトアップされます!
全てはお子さまのスタートと未来のために【家庭教師のラビット】

初めまして。
度々拝見させて頂いてます。
中学校美術の校外授業がカラヴァッジョ、ベルニーニとは羨ましい限りです。西洋美術史に残る傑作を見ながらの授業は日本ではとても考えられません。
サンタゴスティーノ聖堂の「ロレートの聖母」貸し出しは非常に意外でしたが、貸し出し中は出来の良い複製画の代替え展示に感心しました。情報有難うございます。
ウフィツィ美術館の「イサクの犠牲」貸し出し中の代替え展示作品も非常に良くて、私としては良い見物になりました。例え貸し出ししても、他の選択肢に事欠かない所がイタリアの奥が深いところと思います。