
須賀敦子さんについての記事を書きながら、行くのを忘れていた美術展があったのを思い出しました。
あと、約2週間を残すのみ。なんとしてでも時間を作っていきたい美術展。
私がはじめてピラネージを知ったのは、須賀敦子さんの本がきっかけでした。
今、手元に本がないのでうろ覚えだけど、
たしか、ローマのヴィッラ・アルバーニの廃墟のような景色が見える
友人宅のバルコニーでの夏の夕食の話で出てきたのが印象に残っています。
昨日ご紹介した「須賀敦子のローマ」では、ヴィラ・アドリアーナの稿で登場します。
18世紀のヴェネツィア出身の建築家で、設計した作品は2つだけにも関わらず、
得意の建築に関する知識を利用して、精巧で彼独特の世界を表現した版画を数多く残した画家。
ローマのガイドや歴史の本の挿絵としてよく出てくるのだけど、
細部にわたって描かれている小さな人間像まで、じっくり見れるまたとない機会です。
この展覧会では、700年代のヨーロッパの貴重な記録をたくさん残した
ピラネージの傑作200点が見られます。
どれだけ時間かかるのでしょうか?
Piranei .La fabbrica dell'utopia
場所:MUSEO DI ROMA(PIAZZA NAVONA 2)
ローマの中心、ナボーナ広場に面している行きやすい美術館です)
期間:2017年10月15日まで(月曜休み)
開館時間:10時から19時(切符売り場1時間前まで)
料金:展覧会のみ9ユウロ、MUSEO DI ROMAも含む15ユウロ
6歳以下は無料
※毎月第一日曜日も有料
※ローマパスの割引、無料特典は適用
※ローマが目的地のイタリア国鉄の列車の切符があれば割引あり(5日以内)
※ローマ在住者の割引あり(証明書要)
※ヨーロッパ在住の6歳から25歳は割引あり(証明書要)