イタリアのマスメディアは、ここ数日イギリスのハリー王子とメーガン・マークルの結婚の話題で持ち切りです。

2人のことを扱った映画やドキュメントがたくさん放映されていて、こんなにイタリア人もロイヤルウエディングが好きなのかとびっくりしてしまいます。

19日は正午から結婚式の様子も生放送です。

イタリアは共和国でロイヤルファミリーはいませんが、いまだに貴族のタイトルを持っている人がたくさんいます。

古代ローマ時代までさかのぼる貴族の家柄もあるし、150年ほど前にトリノのサヴォイア家が統一したあとのイタリア王国時代の貴族ももちろん。

第二次世界大戦でイタリアの戦況が悪化し敗戦が色濃くなったころ、王様が国外逃亡という恐ろしい暴挙に出た結果、戦後、国民投票で王政が廃止されたのです。

2giugno
(これは先日行ったオルテの町の市役所にあった記念碑。王政廃止をめぐる町の投票結果が書いてあります。ここは共和国派が3758、王政派が1269で圧倒的に共和制派の町だったのですね)

イタリア全体では、たった1パーセントの差で共和制派が’勝利しました。

再来週6月2日は、共和国が成立した日を記念して祭日です。今年は残念ながら土曜日で連休にはなりませんが、この祭日から夏のシーズンがスタートです。

子供たちの学校も6月8日で終わり。またまた3か月の長い夏休みが目前です!